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矯正専門歯科経営と一般歯科医院経営の違い(1)

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戦略
高橋信也

経営において、利益と売上はどちらが大切ですか。

1. 売上は1億円あるけれでも、利益は1,000万円。

2. 売上は5,000万円だけど、利益は2,000万円。

売上は幸せをもたらしてくれませんが、利益は幸せをもたらしてくれます。

『売上は表面的な幸せ』『利益は本質的な幸せ』だと考えています。

利益率が15%〜20%ぐらい違ってきます。

 

売上原価

売上原価に該当する材料、技工費。インビザラインや舌側矯正の比率に左右されますが、売上原価率は10%〜15%。一般歯科では、20%ぐらいのところが多いため、売上原価率で5%〜10%の違いがあります。

 

人件費

矯正歯科医院の人件費率は20%が基準になります。一般歯科では30%ぐらいのところが多いため、人件費率で10%ぐらいの違いがあります。

 

利益率

この2つの違いだけで、矯正歯科医院が一般歯科より15%〜20%ぐらい利益率は高くなります。1億の売上の場合、一般歯科では2,000万円、矯正歯科医院では4,000万円となります。

「売上が上がれば利益もついてくる」という考え方もできますが、利益から逆算して売上目標を立てても良いと思います。

利益が幸せをもたらしてくれます。