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矯正歯科医院経営「Cash Flow」

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財務
高橋信也

個人事業主として矯正歯科医院を経営されている場合、今年の税額が予測できる時期になってきました。

「このままだと、税金の支払いが多くなるので、必要なものは買って下さい!」と顧問税理士から言われた経験のある先生も多いと思います。

 

Cash Flowと税金

個人での最高税率の50%で考えてみます。

収入      5,000万円
損金      3,000万円
課税される所得 2,000万円
税金      1,000万円

 

税金を払いたくないということで、100万円なにか購入したとします。全額損金計上できたとして、税金の支払いは50万円減り、950万円になります。

しかし、キャッシュフローで考えると、100万円プラス税額の950万円で1,050万円になります。

 

税金の支払いは、少なくすることができますが、トータルで考えると50万円多く現金がでていったことになります。

潤沢な資金を持ちながら経営している場合は、あまり考える必要がないかもしれませんが、資金に余裕がない場合には、税金だけに目を向けてしまうと、税金の支払いの際に現金がないということも起こりえます。

 

税額だけではなく、キャッシュフローも考えての意思決定が必要です。