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矯正歯科医院経営「コンフォートゾーン」

スタッフにとって居心地の良い職場環境を構築しようとしていませんか? 仕事ができるようになり習慣化されていくと、人間は何の疑いもなく、その行動をとり続けるようになります。習慣化することはとても大切です。しかし、デメリットも認識しておく必要があります。 デメリットとして、行動が習慣化されるとその行動を変えることに抵抗を覚え、快適ゾーン「コンフォートゾーン」から出ていこうとしなくなります。そう、マンネリ化のことです。   マンネリ化を防ぐ取り組み 都心部で3件のクリニックを運営されている医療法人。3ヶ月に一度、全体ミーティングを開催されています。   1.環境を変える 日常とは違うミーティングの位置づけにするため、外部のセミナールームを借りて開催しています。   2.発表する 一方通行のミーティングにしないために、各クリニックのスタッフが3ヶ月で取り組んだこと、その成果等を発表します。スタッフが発表することによって、他クリニックのスタッフからも自然と質問がでてきます。   3.競う クリニック毎に発表すること、また数値の報告もあるために、自然と競う環境を作れています。 スタッフにとって「コンフォートゾーン」になっていないかどうか、考えてみて下さい!
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矯正歯科医院経営「Cash Flow」

個人事業主として矯正歯科医院を経営されている場合、今年の税額が予測できる時期になってきました。 「このままだと、税金の支払いが多くなるので、必要なものは買って下さい!」と顧問税理士から言われた経験のある先生も多いと思います。   Cash Flowと税金 個人での最高税率の50%で考えてみます。 収入      5,000万円 損金      3,000万円 課税される所得 2,000万円 税金      1,000万円   税金を払いたくないということで、100万円なにか購入したとします。全額損金計上できたとして、税金の支払いは50万円減り、950万円になります。 しかし、キャッシュフローで考えると、100万円プラス税額の950万円で1,050万円になります。   税金の支払いは、少なくすることができますが、トータルで考えると50万円多く現金がでていったことになります。 潤沢な資金を持ちながら経営している場合は、あまり考える必要がないかもしれませんが、資金に余裕がない場合には、税金だけに目を向けてしまうと、税金の支払いの際に現金がないということも起こりえます。   税額だけではなく、キャッシュフローも考えての意思決定が必要です。
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矯正歯科医院経営「電話対応」

9月20日〜23日まで、クライアント先の研修旅行(慰安旅行)で海外にいってきました。 毎月のコンサルティングでは、長期的な話までじっくりすることが難しいですが、このような機会があると長期的な話ができてとても有益でした。   海外にいくと、英語が堪能でないと電話での問い合わせや予約は苦労します。しかし、つたない英語でもなんとか言っていることを理解しようとしてくれると「対応いいね」、と感じます。 矯正歯科治療のことをほとんど知らない患者から初診の問い合わせや予約の電話対応、いかがでしょうか? 「対応いいね」、と感じるものになっていますか?   矯正歯科の場合、問い合わせや予約の電話はとても重要になります。 広告費をかけて、初診予約を増やすようにマーケティング活動に取り組んでいても、この電話対応が悪ければ、広告費が無駄になってしまいます。1本の予約の電話の価値は、都心部では数万円の場合もあります。   また、診療室と受付が離れていて、どのような電話対応をしているか、把握が難しいクリニックもあります。   電話対応を体系化する Step.1  目的を明確化する 電話対応(初診問い合わせ、予約)の目的を明確にし、スタッフに伝える必要があります。伝えなくても分かってくれているは大きな間違いです。   Step.2 リストアップする 今までに初診問い合わせ、予約に関して、患者から聞かれたことをリストアップし、スクリプトを作成します。電話対応のQ&Aのイメージです。治療費を聞かれた場合にどう対応するか、治療内容を聞かれた時にどう対応するか等・・・   Step.3 聞きたいことをリストアップする クリニックとして把握しておきたいことをリストアップします。   Step.4 電話対応シートを作成する 電話の際に、メモ用紙への記載やノートへの記載を辞めます。A5一枚を患者一人のために活用していきます。A5用紙は、テンプレートを作りプリントアウトします。 例えば、チェック項目があり、笑顔・声のトーンなど意識してほしいことをチェックリストにしておきます。また、聞きたいことは、すべてA5に事前にプリントされていて、もれなく聞けるようにしておきます。   A5用紙を作成することで、スタッフの意識は変わることが多くあります。 他の電話には、A5用紙はありませんので。ぜひ、医院オリジナルの電話対応シートを作成してみてください。  
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矯正歯科医院経営「チェックリスト」

矯正歯科医院経営において、アクティブの患者が増えてくると、スタッフの育成は重要になってきます。 しかし、せっかく育てたスタッフが退職して、またゼロに戻ってしまう。。 そんな経験をされた先生は多いのではないでしょうか?   大企業であれば、スタッフが辞めたところで影響はほとんどありません。 この違いは、人数が多いから薄まるわけではなく、人が辞めても影響がでないように組織マネジメントを行なっているからです。   「組織」と「人」を分けて考える 経営者にできることは、人が育つ環境を整えることだと考えています。環境を整えるわけですので、スタッフが辞めても、あまり心配をすることはありません。 しかし、スタッフ一人一人にフォーカスして教育をした場合、辞めてしまうとゼロに戻ってしまいます。また、小さい時から親の教育を受けてきたスタッフを1年や2年で大きく変えることは至難の業です。。   「マニュアルではなくチェックリスト」 立派なマニュアルを作成されている医院も数多くあります。マニュアルどおりにやっていけば、ミスがなく、すばらしい考え方だと思います。しかし、欠点もあります。 マニュアルは、ポテンシャルの高いスタッフの思考を停止させてしまいます。マニュアルどおりに実行することがOKで、マニュアルから外れたことをすることはNGだからです。 ポテンシャルの高いスタッフの能力を引き出すツールとしてチェックリストがあります。   例えば、初診問い合わせ時の電話対応。目的は、初診の予約を取ることとします。 チェックリストに沿って、対応していけば予約がとれるようにチェックリストを作成します。できるスタッフは目的を達成するために、いろいろな工夫をします。できないスタッフは、チェックリストに沿って対応するだけです。 チェックリストもどんどんバージョンアップされ、組織としての環境はどんどん整備されていきます。 まずは、うまくいっていない部分のチェックリスト化をしてみてください。ポイントは、目的を明確にしてから作成するということです。  
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矯正歯科医院経営「なぜ、矯正治療を始めるの?」

マーケティングの3Cをご存知でしょうか?言葉はどうでもいいですが、何を意図しているかは、理解しておく必要があります。 ※マーケティングの3C・・・顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の頭文字を取ったもの   簡単にいうと、顧客のことを理解し、競合を意識しながら、自社の戦略に活かすことです。   矯正歯科医院にあてはめてみると、 ・矯正治療を検討している方のことをよく理解し、 ・いつも比較検討されている一般歯科、矯正歯科を意識しながら、 ・経営していく、 ということになります。   競合のことばかり気になって、肝心の矯正治療を検討している方のことを理解することが疎かになっていることがあります。   「なぜ、矯正治療を始めるの?」 治療期間が長い、治療費が高い、痛いなど矯正治療。。 患者は、矯正治療をしたくてしているわけではありません。 矯正治療をする ↓ 歯ならびがきれいになる ↓ 〇〇が実現できる   この◯◯を手にいれることが患者の矯正治療をはじめるモチベーションになります。 ◯◯の部分に初診カウンセリングで共感することが大切です。   なぜ、◯◯さんは治療を始めたのか? なぜ、◯◯さんは歯ならびをきれいにしようと思ったのか? ぜひ考えてみてください!   初診カウンセリングを設計していく大きなヒントになります。