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矯正歯科医院経営「ホームページの予約フォーム」

ネットで商品を購入しようとしていて、申込みまでのステップが多く、途中で購入をやめてしまった経験はないでしょうか? 例えば、Amazon。 ログインすれば、3ステップで商品を購入することができます。迷うことなく、次のステップに進んでいけますので、途中で購入をやめてしまうということはほとんどありません。 申込みフォームで考えさせてはいけません。Amazonで商品を購入される場合、カートに入れた後は、なにも考えずに購入されていると思います。   矯正歯科医院のホームページの予約フォームも同じです。 患者が初診相談を予約しようとした際に、スムーズに入力できる必要があります。   残念な予約フォーム 1.入力項目が多すぎる 入力項目が多すぎると、めんどくさいと感じてしまい、行動が中断する場合があります。入力するのが大変なんで、明日電話で電話で予約しよう。そして、予約の電話をする時間がなく、予約せずに去っていきます。 入力項目は、必要最低限にする必要があります。   2.入力内容が明確でない 申込みフォームにご予約、ご質問などとしてフリーでの記載を要求しているフォームを見かけます。何を入力していいのか分からないため、違うサイトに移動していきます。 何を入力してもらうのか、分かりやすい予約フォームにする必要があります。   3.日時が手入力 プルダウンやカレンダーから初診予約日時を選択できない場合、行動にブレーキがかかります。どのように記載したら良いのか、と考えてしまいますので、あまりよくありません。 初診予約日時は入力ではなく、選択できる形式が理想的です。   ぜひ、実際にご自身で予約フォームに入力してみてください。    
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矯正歯科医院経営「面接」

スタッフ教育で苦労されている先生が多いようです。また、スタッフ教育を入職されてからスタートするために、さらにスタッフ教育を難しくしています。 スタッフが入職するまでのステップは5つあります。 Step.1:求人広告等で募集 Step2:書類選考 Step3:面接 Step4:採用 Step5:入職 このステップのなかで、スタッフ教育は面接からはじめていきます。 (※求人広告枠が大きい場合には、求人広告を出稿する前からスタート) 面接からはじまる理由は、どのような人物を採用するか、また、どのような仕事を任せたいか、を明確にして面接をしなければ、その場の雰囲気で決めてしまい、ミスマッチが発生する可能性が高いからです。 また、面接はクリニックのプレゼンテーションの場でもあります。   初診カウンセリングの際に、患者にクリニックを紹介するイメージに近いです。 ・クリニックコンセプト ・クリニックの良いところ ・任せたい仕事 ・期待していること ・クリニックのルール を面接時に説明します。 面接の時間が20分だとすると、10分は求職者を知るための時間、残りの10分はクリニックをPRする時間にあてます。   スタッフ教育は、「クリニックの考えを理解してもらうこと」と「スキル」の二つに分類することができます。先生方が苦労されているのは、圧倒的に前者、クリニックの考え・方針を理解して行動してくれないことです。   クリニックの考えを面接の際に伝え、理解して入職してもらえるわけですので、この悩みを最小化することができます。 面接のあり方、方法を見直してみてはいかがでしょうか?   灼熱のドバイより
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矯正歯科医院経営「治療費」

矯正歯科医院の売上をもっともシンプルにすると、「初診相談数」×「成約率」×「単価」になります。 「初診相談数」を増やすこと、「成約率」を上げることに関しての取り組みはしていても「単価」治療費に関しては、ノーケアな場合が多いです。 それは、保険診療の影響が大きいと思います。 保険診療の場合、点数によって単価が決められているために、単価を上げることができないからです。   ディスカウンターの戦略は間違っていないか? 矯正歯科治療、インプラントなど治療費をかなりディスカウントしているクリニックもありますが、僕には理解できません。 もちろん、院内で単価アップできる仕組みがあれば別ですが。 Before) 治療費80万円、利益率30%、利益24万円 After)    治療費64万円、利益率12.5% 利益8万円 治療費を下げた金額は、今まですべて利益の部分になりますので、16万円の利益がそのままなくなることになります。   逆に単価を10%アップすることができれば、そのアップした金額がすべて利益になります。   開業時になんとなく決められた治療費。単価をアップさせる方法がないか、考えてみて下さい!      
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矯正歯科医院経営「経営計画」

お盆休みは、いかがお過ごしでしょうか? みんなが休んでいる時に仕事をする、そしてみんなが仕事をしている時に休む。 時間の使い方としては、有効だと思います。   タイムマネジメントの書籍を手に取ると、ほとんどの書籍で細切れ時間を有効に使うことが有効であると書かれています。 本当でしょうか?   作業ベースまで落とし込んでいることに関しては、細切れ時間を活用することは有効ですが、経営計画を考えることは可能でしょうか? 「先生、お願いします!」 診療時間中は、スタッフに呼ばれる度に思考がストップし、その都度考えが振り出しに戻ってしまいます。   考えることはまとまった時間、作業ベースの仕事は細切れ時間、というのが経営におけるタイムマネジメントだと思います。 経営計画など、頭をフル回転させて考えることは、まとまった時間が必要ということになります。   お盆休みを人生設計を考える機会に! 例えば、60歳でリタイアするとしましょう。 男性の平均寿命の80歳まで生きるとして、どれくらいのお金が必要でしょうか?   仮にリタイア後、毎月50万円のお金が必要だとすると、 50万円×12ヶ月=600万円 600万円×20年=1億2,000万円 のストックが必要ということになります。   現在、40歳として、1億2,000万円を20年間で貯める必要があります。 毎月、50万円です。   経営計画は、現状の経営を円滑に行うためのものが多く、リタイア後までを考えた経営計画はあまり目にしません。 ぜひ、この休み期間中に、経営計画にリタイア後の計画を追加して頂き、経営計画をバージョンアップして頂ければと思います。    
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矯正歯科医院経営「患者紹介」

今週は新規開業のご相談が3件ありました。うれしいことにすべてご紹介での面談でした。   矯正歯科経営でも同じで、患者紹介は経営を安定させてくれます。では患者紹介はどのようすれば増えるのでしょうか? 良い治療をしていれば患者紹介が増えるというのは妄想です。なぜなら、良い治療をしてもらうために、矯正歯科治療のプロである先生に治療をお願いしたわけですので。   1) 母集団 開業1年目と5年目では患者紹介の数は全然違います。なぜなら、開業1年目と5年目では来院している患者の数が違うからです。まず、母集団である患者数が増えないと患者紹介も増やしようがないということになりますので、患者数が少ない時に患者紹介を増やすことに全力で取り組んでも効果は限定的になります。   2) 患者紹介の話をした率 患者紹介が多いクリニックの特徴として、積極的にスタッフが患者紹介の話をしています。会話のなかで、患者紹介の話をするポイントを見極めて、話をしていきます。 例えば、友人で矯正治療をしている人がいるかどうか聞き、そこを糸口として矯正治療を考えている人がいれば、話を切り出していきます。   (患者紹介数)=(母集団の数)×(患者紹介の話をした率)   ぜひ、意識して取り組んでみて下さい。