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矯正歯科医院経営「不安との付き合い方」

売上、利益ともに順調に推移していても経営者の不安はなくなることはありません。特に矯正専門歯科医院の場合、フロー型のビジネスで売上の増減が激しく、新規の契約が常に必要です。 しかし、この不安は行動にブレーキをかける厄介なものです。   なぜ、不安なのか? 不安の多くは「なんとなくの不安」です。何が不安なのか、明確ではないために漠然とスッキリしない心の状態が続きます。 スッキリしていない状況ですので、新しいことにチャレンジする気持ちにもなりませんし、最悪の場合はスタッフにあたってしまうこともあります。不安はなくなることはありませんので、不安とうまく付き合うことを考えたほうが建設的です。   不安とうまく付き合う 不安なことを30個リストアップします。ポイントは無理やりでも30個リストアップすることです。 20個を超えたぐらいから本音の部分での不安がでてくるはずです。そして、リストアップされた不安について、「なぜ不安なのか」を一つ一つ考えていきます。 30分ぐらいの時間でできることですので、ぜひ取り組んで頂ければと思います。不安を明確にすることで、不安とうまく付き合うことができます。 また、不安が特定されると、不安を解消するための具体的な行動がしやすくなります。    
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矯正歯科医院経営「ツールとしての目標」

Amazonのビジネス・経済カテゴリーで「目標」と検索すると1,996冊の書籍。「集客」で検索すると1,864冊の書籍がでてきます。また、Googleの月間の検索数を調べると「目標」が12,100回、「集客」が6,600回となっています。 「目標」はやはり気になるキーワードですね。   目標のパワー 組織全体で目標を共有し、全員がその目標のために取り組んだ時のパワーはすごいものがあります。前職の時に過去5年間で30件弱しかなかったクライアント先を1年間で50件増やしたことがあります。その時、目標を共有できたときの力ってすごいな、と実感しました。 しかし、スタッフ全員で目標を共有し、組織全体で動くことはなかなか難しく、目標自体が意味がない、となってしまうこともあります。   2つのタイプ 目標を達成することが楽しいタイプが集まるとすごいパワーになりますが、目標と言われても、ピンとこないタイプも存在します。 では目標が明確ではないとうまく経営できないのか、というとそうでもありません。実際、明確な目標はないものの、うまく経営されている方も多くいらっしゃいます。 そう考えると、「目標」は使い方ということになります。   目標はツールのひとつ 目標を立てて、邁進できるタイプであれば、ツールとして考える必要はないですが、目標がピンとこないタイプはツールとして考えることで、機能します。 ツールとして考えた場合、目標に向かって走る必要もありません。ただ、目標を考えるだけです。 目標を考えると、必然的に現状とのギャップを意識します。そしてそのギャップを明確にしようと考えます。ギャップが明確になることで、取り組んでいくことも明確になり、行動に移していくことが可能です。 現状とのギャップを把握するためのツールとして目標設定を活用してみてはいかがでしょうか。  
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矯正歯科医院経営「相対評価と絶対評価」

先日、あるクリニックのスタッフから「先生は、なぜ◯◯さんより私の評価は低いんですか?」と質問を受けました。 もし、このような質問がスタッフからでてきたら、どのようにお答えしますか?   小さな時から競争社会で育ってきた私たち日本人は、評価といえば相対評価と思っているのかもしれません。 クリニック経営でも他の先生のクリニックの契約数や売上と比較して、いろいろな感情を抱かれることが多いと思います。 もちろん、他者との比較も大切ですが、1年を振り返ることで自分自身を客観的に評価してみてはいかがでしょうか?   1) スケジュール帳を開き、アポイントを入れる スケジュール帳にいつ今年を振り返るか、自分自身とのアポイントを入れいる。 ポイントは、時間を決めてしまうことです。To Do等ではやらない可能性が高いですので。   2) 1年前に考えていたこと 年初に立てた目標、やろうと思っていたことを記載しているものがあれば、それを使います。 もし、頭の中だけにしかなかれば、1年前のメールや1年前のあポイント帳を見ながら思い出してください。そして、リストアップします。   3) 振り返る 目標に対してどうだったか、他と比較するのではなく、目標を基準に評価しますので、自分自身にフォーカスすることができます。 「達成できたかor達成できなかった」また、実行しようと思っていたことが「できたのかorできなかったのか」単純にチェックしていきます。   4) 達成できたこと、できたことにフォーカス 達成できなかったことやできなかったことにピントを合わせるのではなく、達成できたこと、実行できたことにピントをあわせ、その要因を考えます。 うまくいったことにピントをあわせることで、来年の計画をスムーズにたてることができます。また、スムーズに実行できる可能性も高くなります。   さて、冒頭のスタッフからの質問に、僕は以下のように答えました。 「入社時期も違えば、役割も違うので、他のスタッフと比較して評価しているわけではないと思いますよ」    
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矯正歯科医院経営「経営計画」

お盆休みは、いかがお過ごしでしょうか? みんなが休んでいる時に仕事をする、そしてみんなが仕事をしている時に休む。 時間の使い方としては、有効だと思います。   タイムマネジメントの書籍を手に取ると、ほとんどの書籍で細切れ時間を有効に使うことが有効であると書かれています。 本当でしょうか?   作業ベースまで落とし込んでいることに関しては、細切れ時間を活用することは有効ですが、経営計画を考えることは可能でしょうか? 「先生、お願いします!」 診療時間中は、スタッフに呼ばれる度に思考がストップし、その都度考えが振り出しに戻ってしまいます。   考えることはまとまった時間、作業ベースの仕事は細切れ時間、というのが経営におけるタイムマネジメントだと思います。 経営計画など、頭をフル回転させて考えることは、まとまった時間が必要ということになります。   お盆休みを人生設計を考える機会に! 例えば、60歳でリタイアするとしましょう。 男性の平均寿命の80歳まで生きるとして、どれくらいのお金が必要でしょうか?   仮にリタイア後、毎月50万円のお金が必要だとすると、 50万円×12ヶ月=600万円 600万円×20年=1億2,000万円 のストックが必要ということになります。   現在、40歳として、1億2,000万円を20年間で貯める必要があります。 毎月、50万円です。   経営計画は、現状の経営を円滑に行うためのものが多く、リタイア後までを考えた経営計画はあまり目にしません。 ぜひ、この休み期間中に、経営計画にリタイア後の計画を追加して頂き、経営計画をバージョンアップして頂ければと思います。